2008年06月30日

オールド・ボーイ

オールド・ボーイ プレミアム・エディション
オールド・ボーイ プレミアム・エディションパク・チャヌク

おすすめ平均
stars衝撃的。得られるものが何もないという点でも
stars世界一の男
starsエンド・ロールがなぁー
starsこれぞラブストーリー
stars韓流が送り込んできた、サスペンス映画の傑作

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【鑑賞映画】
 オールド・ボーイ

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 チェ・ミンシク (シュリ)
 ユ・ジテ(親切なクムジャさん)
 カン・ヘジョントンマッコルへようこそ

【ストーリー】
 ごく平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)はある日突然拉致され、気がつくと小さな監禁部屋にいた。理由も分からぬまま15年監禁され続け、突如解放される。復讐を誓うデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じるが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
日本の人気マンガを、韓国が映画化し、
カンヌ映画祭でグランプリを取った映画
 『オールド・ボーイ

ある日突然誘拐され、その後理由も知らされないまま
15年間も監禁され続けた男の復讐劇です。

■■■GoodPoint■■■
突然誘拐され、訳も分からず監禁されつづける所から始まる本作は、
オープニングから謎ばかりです。
 なぜ誘拐されたか?
 ここはどこなのか?
 どうして15年後に突然開放されたのか?
そんなオープニングの多くの謎は、
ストーリーが進むにつれて徐々に明らかになっていきます。

隠された過去の事件と、
陰湿なまでに練られた復讐劇の真実とともに。。。

復讐などなにも生み出さない事を分かっていながら、
それでも過去に縛られ、誰かを恨み、
復讐することにした生きる目標を見出せない悲しい男達の物語。

痛く、苦しく、切ない。
心に響く映画です。


■■■BadPoint■■■
悪い点はなかったです。
ただ暴力シーンが多いので、女性にはちょっと不向きですかね。

■■■評価■■■
後半に明らかになる復讐劇の真実を知って
「こんなにもむごい復讐を考えられる人間が居るのか?」
と心が痛くなりました。
愛を奪われた男が考え出した、それ以上の仕打ちで愛を奪い取る復讐。
人間の怒りや憎悪といった負のエネルギーの強さが恐ろしくなりました。

映画のストーリーもさることながら、出演者の演技もとても素晴らしかったです。
特にチェ・ミンシクの復讐の鬼に燃える鬼の形相と、
カン・ヘジョンの愛する女性の見せる優しい表情の対比が印象的でした
カン・ヘジョンは『トンマッコルへようこそ』でもいい笑顔見せていましたね。

カンヌ映画祭で賞を取った作品は、どうも肌に合わないものが多かったのですが、
今回の『オールド・ボーイ』は本当に見ごたえ充分。
これで私のカンヌ恐怖症も克服できたかも?知れません。

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posted by 鉄蔵 at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サスペンス)

2008年06月09日

バートン・フィンク

バートン・フィンク
バートン・フィンクジョン・タトゥーロ

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005-07-01
売り上げランキング : 26572

おすすめ平均 star
star傑作!

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【鑑賞映画】
 バートン・フィンク

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 ジョン・タートゥーロオー・ブラザー!
 ジョン・グッドマンオー・ブラザー!
 スティーヴ・ブシェミパリ、ジュテーム

【ストーリー】
 1941年のニューヨーク。社会派劇作家のバートン・フィンクは、ハリウッドに招かれて映画のシナリオを依頼された。早速ホテルにチェック・インしたが、そこは薄暗く、不気味な雰囲気が漂っていた。とりあえず部屋に入った彼だったが……。蚊の飛ぶ音、暑さ、息苦しさ−−それらの生理的な感覚を、主人公の悪夢になぞり、独自の映像センスで描いたコーエン兄弟の傑作。

【感想】
2007年のアカデミー賞で作品賞(ノーカントリー)を獲得したコーエン兄弟
彼らが世間に大きく認められることとなった代表作が今回の映画
バートン・フィンク
です。
この作品はカンヌ映画祭パルムドール(つまり大賞ですね。)を受賞しました。

以前見た「ファーゴ」では結構外されましたが、
その次に観た「オー・ブラザー!」はなかなか面白かった。
そんなコーエン兄弟の初期作品の傑作と名高い本作は、
相当期待大での鑑賞開始です!

■■■GoodPoint■■■
あれ...?
オカシイなぁ...?
カンヌ映画祭でパルムドール取ったんですよねぇ...?
これっぽっちも面白いところが無かったです。。。

しいていえば、
 今回もスティーヴ・ブシェミの顔は面白い
ことくらい・・・かな。

■■■BadPoint■■■
独自の不安感に満ちた世界において、次第に追い詰められていく主人公。
そんな中、精神的にも、現実的にも破綻に向かって突き進んでいく。

と、こんな展開は分からなくは無いです。
でも、描かれるストーリーが突拍子も無さ過ぎてついていけません。

途中殺人事件が起きますが、具体的になぜ人が死んだのか?
という説明は一切行なわれません。
しかも、死体は主人公が気を失っているうちに消え去っています。

ね、訳分からないでしょう!

この破綻した世界観がコーエン兄弟の描きたかった物かもしれませんが、
凡人の私には到底ついていけない世界です。

■■■評価■■■
本当にカンヌ作品って相性悪いんです。
なんか高尚すぎて、映画が伝えたい事を理解できないんですよねぇ。

パルムドールを受賞した理由とかが分かりやすく説明されている
サイトとかがあったら是非本で見たいものです。
(きっと、それも良く分からんのでしょうが。。。)

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posted by 鉄蔵 at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サスペンス)

2008年05月29日

スコルピオンの恋まじない

スコルピオンの恋まじない
スコルピオンの恋まじないウディ・アレン

おすすめ平均
starsオヤジ大満足 画期的傑作
stars100点満点です
stars大人の映画!!

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【鑑賞映画】
 スコルピオンの恋まじない

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 ウディ・アレンタロットカード殺人事件
 ヘレン・ハント恋愛小説家
 シャーリーズ・セロントリコロールに燃えて

【ストーリー】
 1940年、ニューヨーク。C.W.ブリッグスは一流保険会社に勤務する腕利き保険調査員。そんな彼を最近悩ませていることがある。それはリストラ担当重役として新たにやってきたベティ=アン・フィッツジェラルドの存在。2人は互いの顔を見るたびに皮肉を言い合うほど仲が悪い。そんなある日、同僚の誕生パーティに出席した2人は、インチキ魔術師の催眠術ショーの実験台にされ、ある呪文を聞くと惹かれ合うようになってしまう。その一方で、パーティの日を境に、謎の宝石泥棒が世間を騒がせる。調査員のブリッグスは犯人捜しに奔走するのだったが…。(allcinema ONLINE)

【感想】
先日、たまたま夜中にBSで放送していたのを観たんですが・・・、

さっぱり面白くなかった。。。

■■■GoodPoint■■■
なんだか良い所が思い出せないなぁ。。。

ストーリーは単純だし、
 演技はベタだし。。。

■■■BadPoint■■■
とにかくストーリーが単純すぎ!
「会社でリストラする側・される側が居て、
 すったもんだの末に、この二人が恋に落ちる」
というストーリー。
ね、ありきたりでしょ!
もう、完全に月9ドラマ枠で放送しちゃいました的なお話。

更に口角を異常に上げて笑う顔がうそ臭いヘレン・ハントと、
一杯喋ってるんだけど何が面白いのか分からないウディ・アレンが
主演じゃあねぇ。。。

■■■評価■■■
Yahoo!映画のユーザーレビューを読む限り、
結構この作品はみんなに受け入れられているらしいです。
それが本当にビックリです。

・・・。
 どこが面白いの?
・・・。

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posted by 鉄蔵 at 01:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | 映画(サスペンス)

2008年05月27日

パーフェクト・ストレンジャー

パーフェクト・ストレンジャー
パーフェクト・ストレンジャー

【鑑賞映画】
 パーフェクト・ストレンジャー

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 ハル・ベリー(チョコレート)
 ブルース・ウィリス(ラッキーナンバー7)

【ストーリー】
 新聞記者のロウィーナ(ハル・ベリー)は、幼なじみのグレース(ニッキー・エイコックス)が殺された事件を調べることになる。ロウィーナは、グレースが広告代理店のCEOにして大富豪のハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)と不倫の関係に陥り、そのネタで彼を脅迫しようとしていることを、グレース本人から聞かされていた。(シネマトゥデイ)

【感想】
本作の宣伝文句は
「ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対にわからない。」

さて、何人くらいの人がラスト7分11秒より前に
真犯人が誰か分かったのでしょうか?
(少なくとも私は分からなかったです。。。)

■■■GoodPoint■■■『ラスト7分11秒』の謎解きがとても分かりやすく、
見終わった後に疑問が残らなかったのが何よりも良かったです。

最近この手の「どんでん返し系」はヒネリが多すぎて、
最後まで見ても何だか良く分からないことが多いのが困りもの。

そんな中、この映画は
 「あ〜、犯人はキミだったのね!」
 「なるほど、あの時のセリフにはそんな意味が!」
 「時折織り交ぜられる幼少時代のフラッシュバックが、
  この事件の真相にこう絡んでくるのかぁ・・・。」
と、劇中の疑問に丁寧すぎるくらいに
キレイに謎解きをしてくれます。

この手の「どんでん返し系サスペンス映画」が苦手な人でも
スッキリ見れる映画だと思います。

■■■BadPoint■■■
この映画に善人は居ません。どうしても、それが許せない!

あいつも、こいつも、登場人物みんな利己的過ぎ!
そして悪の連鎖は限りなく続いていく。。。
(詳しくは映画を実際に見てください。)

"映画はハッピーエンドが一番!"をモットーにしている私には、
こういった救いの無い映画はどうしても好きになれないのです。

■■■評価■■■
展開やラストの分かりやすさはとても好感が持てます。
凝った映画を見ると、監督の意図がさっぱり分からなくなる
頭の回転が遅い私にとって、とても分かりやすく親切な映画でした。

ですが、最後に"救い"が全く無いのは許せません!

「現実がそうであったとしても、せめて映画の中くらい
 もっと人間が美しく・温かく描かれても良いのでは?」


と思うのは、私だけなんでしょうか。。。
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posted by 鉄蔵 at 01:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サスペンス)

2008年05月11日

アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組)アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組)ウィル・スミス アリーシー・ブラガ ダッシュ・ミホック

おすすめ平均
starsなんとも釈然としない作品
starsよくあるハリウッド映画
stars『CGに頼りすぎ・・・(;'Д`)=3ヤレヤレ』
stars原作者リチャード・マシスンが泣いている
starsちょっと期待はずれ

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【鑑賞映画】
 アイ・アム・レジェンド

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 ウィル・スミス幸せのちから

【ストーリー】
 2012年。人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)だけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきたが、彼に謎の敵が迫っていた。(シネマトゥデイ)

【感想】
「人類が生み出したウイルス操作による新薬が、
 逆に人類を死に追いやってしまう事になった」
というストーリーから始まる本作。
凶悪ウイルスの発生源であるニューヨークで
唯一生き残ったウイルス学者であるウィル・スミスが
人類再生の為にたった一人で戦う姿を追う作品です。

■■■GoodPoint■■■
いやぁ、廃墟と化したニューヨークの映像には圧倒させられます。
CGで何でも作れる時代になったんですねぇ。

廃墟のニューヨークを鹿の大群が走り回る姿は、
なんだかサルの惑星のラストシーンを思い出させられました。
文明の力に対する驕りや過信は禁物ですね。

■■■BadPoint■■■
正直言ってつまらない。
エンディングなんて映画の前半に予想した通りだし、
なんのひねりも見られない。
映画として伝えたかった・描きたかったポイントが何なのか、
最後までさっぱり分からない作品。

私はウイルスに感染し怪物となってしまった人たちこそ、
最大の被害者なのではないかと思うのですが、
なんで彼らを最初から最後まで殺すべき・憎むべき
人類の敵としてしか描かないのでしょうか?

自分の立場からしか物事の善悪を判断できず、
自分に従わない存在を全て悪と決め付ける。
なんだか今のアメリカを象徴するような作品でした。

■■■評価■■■
描かれているのは
前半は「たった一人で生きる寂しさ」、
後半は「憎きゾンビたちとの戦い」
だけ。
本当に内容の無い作品。。。

劇中に出てきたウィル・スミスの肉体美と
CG映像美意外に見るべきところが無かったです。。。

ウィル・スミスは大好きなんですが、作品選び失敗しましたね。

ホントはウィル・スミスっていい役者だよ!と思う人は是非クリック!映画ブログランキング
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posted by 鉄蔵 at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サスペンス)

2008年04月29日

あるスキャンダルの覚え書き

あるスキャンダルの覚え書き
あるスキャンダルの覚え書きジュディ・デンチ リチャード・エアー

おすすめ平均
stars寂しい女の物語
stars孤独に蝕まれる愛憎
starsいけない事
starsグロテスクな、あまりにグロテスクな
starsとっても面白い!!是非見てみてください!

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【鑑賞映画】
 あるスキャンダルの覚え書き

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 ジュディ・デンチ007/カジノ・ロワイヤル
 ケイト・ブランシェットバベル

【ストーリー】
 ロンドン郊外の中学校で歴史を教える初老のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、若く美しい新任の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)に興味を抱く。家族も親しい友人もおらず、飼っている猫だけが心のよりどころだったバーバラは、シーバとの友情に固執するようになる。しかし、ある日、シーバの秘密を知り……。(シネマトゥデイ)

【感想】
"教師が生徒と関係を持ってしまう。"
そんな実際の事件を題材にした映画だと聞いており、
スキャンダラスなその事件が作品の中心だと思っていた。

が、実際には違っていた。
年老いた孤独な女教師が、過ちを犯した美しい同僚教師の
人生を陥れていく「心理的ホラー」映画だった。

■■■GoodPoint■■■
なんといってもジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの
二人のアカデミー賞受賞女優のぶつかり合いは必見。

ジュディ・デンチの永い孤独で培われた変質的な強さと、
ケイト・ブランシェットの家庭の不自由さから生まれた弱さ。
この対極的な二人のキャラクターの演じられ方は完璧。

見ているうちに生徒との事件なんてどこかへ吹き飛んでしまい、
冷徹なジュディに華奢なケイトがどう食べられてしまうのか?
という心配で頭の中が一杯になってしまった。。。

■■■BadPoint■■■
正直、悪い点は見つからない。
実際の事件を単純に映画化するのではなく、
別の要素を加えてうまく映画化していたと思う。

日々の孤独や閉塞感の積み重ねが、
ふとした際に人生を踏み外すきっかけとなってしまう
人生の危うさを感じて、ちょっと恐ろしくなった。
(明日はわが身か?)

■■■評価■■■
予想外の展開に、予想外に引き込まれた。
見る前に思っていた以上によく出来た作品だった。

あと、ラストのほうでブチキレした後のケイト・ブランシェットの
毒が抜けたような表情はとても素敵だった。

全然関係ないが、ジュディ・デンチはCMでわきの下の臭さを
判定していた白衣のオバちゃんにそっくりだ。
(鑑賞中は、終始それが気になって仕方なかった。。。)

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posted by 鉄蔵 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サスペンス)

2008年04月20日

マーシャル・ロー

マーシャル・ロー (ベストヒット・セレクション)
マーシャル・ロー (ベストヒット・セレクション)デンゼル・ワシントン エドワード・ズウィック


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【鑑賞映画】
 マーシャル・ロー

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 デンゼル・ワシントンインサイド・マン
 ブルース・ウィリス(ラッキーナンバー7)
 アネット・ベニング(アメリカン・ビューティー)

【ストーリー】
 解説:  ブルース・ウィリス、デンゼル・ワシントン共演の政治ドラマ。大都市ニューヨークでテロ事件が勃発。戒厳令が敷かれ、さながら戦場と化したNYで、陸軍・FBI・CIAの思惑が激しく交錯する。シミュレーション的側面も持つ、リアルで時事的な描写が特筆もの。アネト・ベニング共演。NYのブルックリンで、バスジャックのテロ事件が起きた。テロリズム対策部長のハバードは、事件の犯人の背後に政治的な思惑を感じ取る。(allcinema ONLINE)

【感想】
マーシャル・ローとは戒厳令のことだそうです。
では戒厳令とはどんな意味なのでしょうか?
<ウィキペディア>
戒厳(かいげん、martial law)とは立憲主義に基づく法治国家において、憲法以下法令において定める国家緊急権(非常事態権)に基づき、戦時において兵力をもって一地域あるいは全国を警備する場合において、国民の権利を保障した法律の一部の効力を停止し、行政権・司法権の一部ないし全部を軍隊の権力下に移行すること及びそれについて規定した法令をいう。

つまり、戒厳令が発令されると、国民の自由は奪われるという異常事態のこと。

本作は舞台となるニューヨークで無差別爆破テロが続発。
この鎮圧の為に戒厳令(マーシャル・ロー)が発令されます。
軍隊が街中に出動し、武力で市民生活を制圧していきます。
そして理由も無く、疑わしきは捕らえられます。
男も女も、大人も子供も。
犯人がアラブ系イスラム教徒らしいという理由だけで、
何の罪も無い人々が強制連行されていくのです。

この映画が公開された1998年当時は、
「まさか本当にそんなことが起こる訳が無い」と
フィクションとして捕らえられたのでしょう。
しかしその数年後、あの同時多発テロが起こり、
この映画で描かれた世界は現実のものとなったのです。


そういった意味では非常に先見の明がある作品で、
時代を捕らえた秀作です。

また、陸軍・FBI・CIAといった組織間の権力闘争が描かれていますが、
こんな非常事態においても権力争いが起こるあたり、
「きっと現実もこんなんだろうなぁ」
と妙なところでリアル感を感じました。

ということで、この映画で学んだ事は
 ”大変なときぐらい、みんなで力を合わせましょう”
ですかね。

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posted by 鉄蔵 at 02:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サスペンス)

2008年03月16日

ファーゴ

ファーゴ (ベストヒット・セレクション)
ファーゴ (ベストヒット・セレクション)フランシス・マクドーマンド ジョエル・コーエン

おすすめ平均
stars退屈の極み
stars偽造誘拐から殺人事件へ展開していく
stars中部訛りが素晴らしい
stars不思議な魅力を持った映画

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【鑑賞映画】
 ファーゴ (ベストヒット・セレクション)

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 フランシス・マクドーマンドセックス・アンド・マネー
 スティーヴ・ブシェミパリ、ジュテーム
 ウィリアム・H・メイシー(団塊ボーイズ)

【ストーリー】
カー・ディーラーのランディガードは借金返済のために自分の妻ジーンを誘拐し、会社のオーナーでもある義父から身代金をいただこうと考えた。誘拐を実行するのは、妙な二人組、カールとグリムスラッド。だがジーンを自宅から誘拐した二人は、隣町ブレイナードまで逃げたところで、停車を命じた警官と目撃者を射殺してしまう。ブレイナードの女性警察署長マージは事件を追ってミネアポリスに赴くが、その間にも狂い始めた誘拐計画は次々と犠牲者を産んでいく……。(allcinema ONLINE)


【感想】
本年度アカデミー賞を4部門獲得した映画
ノーカントリー
の監督であるコーエン兄弟の出世作である
ファーゴ
が本日の鑑賞作品。

この映画は実話を基に作られているらしい。
そしてそんな作品を観終わった感想はただただ
人間はなんと愚かな生き物なんだ!
ということ。
というのも、登場人物が誰一人として後先を考えず行動しているからだ。
その浅はかさにはただただ驚くばかりである。

身代金を搾取する為に自分の奥さんを誘拐してくれと依頼した旦那。
奥さんを誘拐途中、職務質問してきた警官をいきなり殺す犯人。
身代金を払うのが惜しくて、お金のことばかり考える義父。

そして、唯一まともと思われる女性警察署長ですら、
犯人を見つけるや否や、既に5人も殺した連続殺人犯にも関わらず、
応援を待たずにひとりで殺人犯を逮捕しようとする暴挙にでる。
自分は妊娠8ヶ月の身体にも関わらず、だ。

短絡的な思考の結果生まれる暴挙と暴力。
その応酬合戦に少し笑い、少し驚き、そしてとても恐ろしくなった。

そんな狂気に満ちた世界が、映画の世界だけのものではなく、
現実の世界の出来事だということに。

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posted by 鉄蔵 at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(2) | 映画(サスペンス)

2008年02月28日

ハード キャンディー

ハードキャンディ デラックス版
ハードキャンディ デラックス版パトリック・ウィルソン エレン・ペイジ デイヴィッド・スレイド

おすすめ平均
stars弱者のよる復讐始まる
starsはっきり言って作品とした意味もわからない
stars疲れた
stars主演の少女がとにかくすごい
stars俺は女の味方だったはずなのに…

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【鑑賞映画】
 ハードキャンディ

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 エレン・ペイジ(X-MEN:ファイナル ディシジョン)
 パトリック・ウィルソン(オペラ座の怪人)

【ストーリー】
 出会い系サイトのチャットで知り合った14歳の少女ヘイリー(エレン・ペイジ)と32歳の売れっ子フォトグラファー、ジェフ(パトリック・ウィルソン)。キュートなヘイリーが気に入ったジェフは、彼女を自宅に誘い込む。いつの間にか気を失ったジェフは、股間むき出しの状態でキッチン台に縛り付けられていて……。(シネマトゥデイ)

【感想】
若い女の子の思い込みって本当に怖いです。
 『私が正しい!』
と思ったら、きっと疑う事なんて絶対にしないんです。
 自分の価値観=絶対正義
と思い込んでいる感が有ります。
この「ハード・キャンディ―」の主人公の女の子もそんなひとりです。

どうも彼女は
「友人がロリコンオヤジに遊ばれた末に殺された」
と思い込んでいるらしいのです。
そして犯人と思われるオヤジを誘いだし、薬の飲ませます。
そして椅子に縛り付け、
あなたのキンタマを切り取らせてもらいます。
と平然と言います。

結果的には彼女の推理は正しかったようですが、
観ているこっちには何を根拠にオヤジを犯人と決め付けたのか、
その証拠が全く見えてきません。
というよりも、大した根拠は無かったようですが。。。

証拠探しのシーンの必死さはかなりキテます。
確信が無い故に、その証拠を必死に探すわけですが、
「証拠も無いのにいきなり縛りつけ、しかもキンタマ切り取り?」
と、その猪突猛進ぶりにちょっと呆れるばかりです。

それだけ若い娘の思い込みは怖いってことですので、
せいぜいそんな娘たちに恨まれたりする事無いように
気をつけようと思います。

電車で足を踏んでしまった腹いせに、いきなり
このひとチカンです!
なんて言われたら、それだけで人生終わりですからね。

映画の評価はストーリー展開に無理がありすぎという印象。
少女がオヤジを誘い、いきなり縛り付ける初めと
オヤジが愛する女性に嫌われない為にある選択をする終わりありきで、
途中は後から適当に付け加えられた感じでした。

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posted by 鉄蔵 at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(サスペンス)

2008年02月10日

明日、君がいない

明日、君がいない
明日、君がいないテレサ・パルマー ジョエル・マッケンジー クレメンティーヌ・メラー

おすすめ平均
stars人間とその社会☆
starsすごい
stars良かったです!
starsエレファントを超える傑作!!

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【鑑賞映画】
 明日、君がいない

【主な出演者】 ※カッコ内は代表作
 −

【ストーリー】
 成績優秀なマーカス(フランク・スウィート)と妹メロディ(テレサ・パルマー)など、一見悩みとは無縁そうに見える6人の高校生たち。しかし、時間が経つにつれ、それぞれが誰にも言えない悩みや問題を抱え、今にも押し潰されそうになっている現実が明らかになってゆく。そして、午後2:37、1人の生徒が自殺を図り……。(シネマトゥデイ)

【感想】
私が抱く学校のイメージは、
 友人とくだらない話で笑い会ったり、
 部活に熱中して倒れるくらいに一生懸命練習したり、
 運動会や修学旅行といったワクワクするイベントがあったり
と、とても楽しいものです。

確かにつらい事もありました。
理由は良く分からないけどいじめられたこともありましたし。。。
でも、トータルで見れば、圧倒的に楽しい思い出が多かったです。

でもこの『明日、君がいない』の登場人物たちは違います。
みんな泣き狂うほどの苦悩を心の中に隠しています。
そして、そのうちのひとりが学校で自殺してしまうのです。

オープニングは『誰か』が自殺したところから始まります。
そして、いったん時間はその日の朝に戻ります。
悩める6人の学生達の一日の行動が、彼らのインタビューも交え
ゆっくりと描かれていきます。
自殺が行なわれた2時37分に向けて。。。

つまりこの映画を見ている間中、観客は
 「オープニングで自殺したのは一体誰?
と考えつづける事になるのです。

確かに皆、悩みを抱えています。
でも、他人から見ればどーでもいい悩みもあります。
例えば大好きな彼に冷たい態度をとられた、とかね。
逆に、みているこちらの心まで痛くなる、
そんな悲痛な悩みを抱えている人物もいます。

ただ青春真っ只中の彼らにとって、どんな悩みであろうとも
当人にとっては自殺まで意識するかもしれない大問題に違いないのです。


そんな当たり前のこととともに、もう一つ大事な事に気付きました。
それは
『皆、自分の悩みや問題に手一杯で、
 誰一人として他人の悩みや問題に気付いてあげられない』

ということ。
それは衝撃のエンディングで、
 ”自殺したのが一体誰だったのか?”
が分かると同時に気付かされます。

 人は如何に自己中心的な生き物であるか?
 人は如何に他人に無関心な生き物であるか?


面白いとか、面白くないといった判断は相応しくない作品です。
とても衝撃的で、印象に強く残る作品でした。

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posted by 鉄蔵 at 01:31 | Comment(1) | TrackBack(4) | 映画(サスペンス)
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