2008年04月24日

レディ・ジョーカー(高村薫)

レディ・ジョーカー〈上〉
レディ・ジョーカー〈上〉高村 薫

おすすめ平均
stars高村薫の「歯応え」真骨頂
stars絶対的剛速球
starsミステリーと言うよりは、やっぱり社会派小説
starsこれぞ「社会派」
stars緻密な細部リアリズムのお手本

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レディ・ジョーカー〈下〉
レディ・ジョーカー〈下〉高村 薫

おすすめ平均
stars傑作ゆえの、最悪の読後感
stars組織の中で生きる人間がどうなるか?
stars高村薫の素晴らしさ
starsLJ原作本が読み難いという映画鑑賞者の為に
stars登場人物がみんな魅力的です

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【本】
 レディ・ジョーカー

【作家】 ※●は代表作
 高村薫(マークスの山)

【ストーリー】
 ビール製造会社で労働組合運動に関わった兄の死をきっかけとして、一人の薬局店主が営利誘拐を計画し、元自衛官のトラック運転手、現役警察官、旋盤工、在日朝鮮人の信用金庫職員と共に実行。さらに、営利誘拐事件の被害者となったビール会社の利益供与事件も絡み、複雑なストーリー構成になっている。

【感想】
昨日の記事で書きましたが、一ヵ月半も掛けて
 『レディ・ジョーカー
を読み終えました。
 
上下2巻で、1ページが2段構成。
単純に言えば普通の4冊分程度に相当する分量の本作。
普通に考えれば相当に読み応えがある一冊のはずですよね。

あれ・・・?

なんでなんでしょう。
読み終えた満足感や感慨が一切起こってこないんです。
というよりも「やっと終わった」という開放感で一杯なんです。

どうも私には、このぶ厚い本は
 ”修行” や ”拷問
といった類に分類されてしまったようなのです。

企業を恐喝する犯罪グループの面々。
恐喝される企業の経営者たち。
犯人を追う警察。
事件を報道する新聞社の記者たち。
ある事件に絡む多くの人物の背景や行動・心情を丹念に描き、
事件の裏に潜む人の業といったものまでも描き出そうとします。

「事件が起こった、それでどうなった」といった単純な表現ではなく、
事件がなぜ起こったのかという過去の背景をまず丁寧に描き、
その事件に巻き込まれていく人々の心境の変化を次に描き、
最後に心の変化の積み重ねが導く事件の結末を描きます。

この登場人物への徹底した掘り下げ方は、
本書が最も評価される点なのでしょう。

・・・。
でも、私にはちょっと丁寧過ぎました。
面倒くさくなってくるんですよ、ここまで書かれると。
ページ数ばかり稼がないで、もっと端的に書いてくれ!
というのが正直な感想です。

ラストも結局すっきりしない終わり方ですし、
正直私としては
貴重な時間を返してくれ!
と別冊宝島へ訴えたいところですが。。。
実際に読まれた多くの皆さんはどんな感想をお持ちなのでしょうか?

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タグ:感想 小説
posted by 鉄蔵 at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本(小説)
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